パパタラ第四期

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第4期(1989年 - 1991年)

環境と身体からの発想による表現を模索した時期

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『パレード』(1989年)をきっかけに、パパ・タラフマラは国際的な評価を得始める。同作品は紡錘形の白いオブジェが林立する印象的な空間において、人間の営み、エネルギーの動きを「文明のパレード」として表現したもので、1992年にはダンス的要素を多く取り入れた『1992パレード』として上演された。
同じく第4期の『ストーン・エイジ』(1991年)も、『パレート』と同様に洗練されたオブジェによる空間構成による作品である。しかしながらこの作品に対しては「欧米のパフォーマンスにとりあえず似ている」とし、安易な「ボーダーレス」の標榜とオリジナリティの欠乏があるという厳しい見解を示した評も見られる。
この時期の重要な点は、白井さち子や山崎広太らバレエやモダン・ダンスに基盤を持つメンバーの参加により、ダンス的要素が本格的に導入されたことと、小川摩利子らによって独特のヴォイス表現が確立されたことである。また、インスタレーション『風のながれる空間』(1989年12月、セゾン美術館)など舞台以外にも表現の幅を広げた。
parade_1989_09_21_25_2.jpgstone_age_1991_03_26_31_et_2.jpg1992_parade_1992_02_21_23_2.jpg

「パレード」初演 1989年8月 利賀国際演劇フェスティバル

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「STONE AGE」初演 1991年3月SPACE ZERO

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