学生の印象を教えてください。
日々からだを使っているせいでしょうか、いい意味でからだに支配されている割合が大きいと感じます。また、これもいい意味で動物っぽい印象がありますね。
今井さんの授業を受けた学生の反応はいかがでしょうか?
演劇は苦手だったという人が、「結構おもしろいかも・・」と思い直してくれます。
今井さんの考える「からだ」とは何でしょうか?
したたかな奴隷。普段は頭の言うことに従っているけれど、実は頭より頭がいい。
P.A.I.の学生、これから入学を希望される方にメッセージをお願いします。
からだで考える時間はなかなか貴重です。そんな一年を過ごしにきてください。
プロフィール
87年文学座附属研究所に入所。92年に座員となり現在に至る。 これまでに文学座をはじめ、新国立劇場、t.p.t.,ひょうご舞台芸術、ホリプロなどさまざまな舞台に出演。2000年には文学座アトリエにて松田正隆作品の演出も手掛ける。また,近年では舞踊家木佐貫邦子氏に師事。身体表現としての演技についての探求も行っている。主な舞台に「アマデウス」「コペンハーゲン」「エレファントマン」「ゴロヴリョフ家の人々」「ニュルンベルク裁判」などがある。
演技基礎・応用
講師 : 今井朋彦 他
ただ一言のセリフ。それを叫ぶにしろ、つぶやくにしろ、身体中の器官を総動員しなければ優れた表現には結びつきません。日々のレッスンを通して開発されていく皆さんの身体を、いかにして「もの言う術」へと結びつけるか・・・。様々なエクササイズ、エチュード、テキストワークを通して探っていきたいと思います。