葛西「和歌ですね。」
小池「ホントだ・・・。こうゆうことを入れたいんだってことは聞いてたんですが・・・。」
葛西「ウーロン茶で一緒に仕事をやっている、コピーライターの安藤隆さんと、ある時からパパ・タラフマラの印刷物を作るときには一緒にするようになったんですけど、この時もいつものように、何回か打ち合わせをするうちに、なぜか安藤さんが和泉式部のこの和歌をもってきたんですよ。「あらざらん このよのほかのおもいでに 今ひとたびのあうこともがな」という。たぶん小池さんのやろうとしていることから感じて、こうゆう言葉をどこかに入れたらいいんじゃないか、とゆうことになりました。」
司会「意味はですね、私はもう死んでしまうでしょう。でもあの世に旅立つことの思い出に、今一度、たった一度でいいから、あなたに会いたい。とゆうことですね。」
司会「えっこれは葛西さんの直筆ですか?」
葛西「一発で書ける。」
小池「!!」
司会「すごい!!」
葛西「裏返しにするだけじゃなく九十度倒して書くのが子供の頃から得意技で、万葉仮名風に連綿で書くってことを練習したんですよ。」
司会「このためにじゃないですよね?」
葛西「このためにじゃなくて、必要のない練習をして、やりたいなーと思って。この時、少しいたずら気分もあって、やったんですよね。でこれが誰にも気付かれなくても構わないんですけど、こうやって何かの時に伝えることが楽しいとか、発見してくれることが楽しい。笑」
司会「そうですよね、丁度一年経ってここで小池さんに伝わったという。」
小池「いや、そうゆう話は聞いてたんだけどね、入ってねぇや、色々見てこの文字そうかなと思ったけど、わかんなかった。今気付きました。(笑)」
司会「小池さんでもじっくり見ないと分からない隠し文字とゆうか、面白いいたずら心が隠されているわけですね。」