舞台芸術の学校 P.A.I. 公式サイト 研究生インタビュー

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第17期生 齋藤 麻生

出身:東京都 在校年数:3年目 (2012年3月現在)

本校に入ったきっかけは?

ダンス白州でボランティアスタッフをしていた友人におすすめの劇団をたずねて、返ってきた答えが『パパ・タラフマラ』。家に帰りパパタラを調べるとちょうど、その研究所の卒業公演があったので
観に行き、その流れで小池さんを紹介してもらいました。小池さんのぎらぎらした瞳、今でも覚えています。色々な偶然と出会いが重なり、最終的には、授業見学にいったところ、ちゃっかり授業に参加させてもらい、思いのほか身体が喜んでいたのと自分が将来やりたいことが演劇、歌、ダンス全てだったので入所を決めました。

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入学してみてどんな印象をうけましたか?

一年で上達してやめるつもりでしたが身体はすぐには変わらないということがわかりました。現在三年目ですがここにいる時間だけでは足りずむしろ普段どれだけ意識が出来るかなんだと気がつきました。好きに使える稽古場があり、先生方が他のスタジオだとありえないくらい丁寧にそして真摯に向き合ってくださるので、自分でレッスンに通うよりはるかに上達の速度は早かった気はします。
あと、人のつながりがものすごく増えた事が私にとって本当に財産です。

入学して自分の中で何が一番変わりましたか?

意識。2年目に2年生が自分1人、そしてパパタラの本公演の演出助手をさせてもらっていたのですが今までなら避けて通りたかった責任を避けられなくなったことで責任感が生まれました。
ただ完全にキャパオーバーだったので色々と自分の中にしみてきたのは3年目になってからです。

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1番印象的だった授業はなんですか?

小池さんの授業。インプロをすることが多いのですが1年目は頭で考えがちでどのタイミングでどう空間に入ればいいかわからないことがほとんどだったのが徐々にどう空間を切り裂けば良いかが、体感として生まれてきました。この授業は自分の作品づくりでも役立つことが多いです。
あと、あらた真生さんの”物とのインプロ”の授業。新聞を使ったり、椅子を使ったりして踊る授業。物は道具ではなく表現の一部ということを感じました。まだ私自身物をうまく使えずにいますが、今後の課題として物と空間と関わることをしていきたいです。

将来はどうしたい

また一緒に仕事がしたいと思ってもらえる人間になること。

最後にメッセージ

日々身体にむきあえる環境があります。自分で限界を決めがちですが限界はないんだよと、どの先生方も様々な指導方法で引っ張り上げて下さいます。プロの現場に関われることもとても贅沢なので環境をめいいっぱい利用して伸びていけるのが、この学校の良さだと思います。

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