パパタラファイナルフェスティバル実行委員会からのことば

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トラフ建築設計事務所
パパ・タラフマラの公演「パンク・ドンキホーテ」の舞台美術デザインを担当させていただいた。演劇でもミュージカルでもダンスでもない、分類できない枠組みに挑戦するスタンスにとても共感して取り組めた貴重な体験だった。

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木佐貫邦子 舞踊家
一橋大学の構内でお互いのチラシを交換したのがつい最近のことのように思い出されます。あれから25年?その後タラフマラは海外にもジャンジャン行って公演しました。けれど、いつも新品みたいに綺麗です。シミとかなくて本当に清潔なカンパニーなのです。

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港 千尋 写真家・著述家
想像力の船団、パパ・タラフマラ。未来からの風を受けて世界を航海してきた船たちが、最後の旅に出るという。乗ろうじゃないか―夢と笑いがいっぱいのカーゴを載せて、目指すのは未知なる感性の大陸。挑発する肉体、躍動する精神の軌跡は、すでに来るべき処女航海へとわたしたちを誘っている。

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村井健 演劇評論家
小池博史とパパ・タラフマラの30年は助走である。人生は長い。短いというヤツもいるが、それはだらだら生きているヤツのことだ。疾走、疾走、また疾走を重ねた者からすれば、人生は常に永遠だ。パパ・タラフマラは疾走する集団である。とどまることを知らない。30年前、新宿から走り始め、地球を一周して再び東京に戻った。いまは山手線を一周し、次なるスペース・ランニングに備えているところだ。主宰者の小池は貪欲である。演劇・ダンス・美術・音楽はいうに及ばず、哲学・思想・ゲーム・ラーメンに至るまで食い、走る。見ていて爽快このうえない! 今度は、地球を飛び出すかもしれない。

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河村錠一郎 一橋大学言語社会研究科  名誉教授(比較芸術・英国文学・美術)
小池君へ 解散は残念!でも君のことだ、次が楽しみ。きっと、これまで以上に素敵なアートを私の目の前に繰り広げてくれるだろう。学生のときから見続けて来たのだから、この確信は間違いない。今年も家の西洋朝顔ヘヴンリ・ブルーがきれいに咲いた。この花を見ると君の「青」を思い出す。2日にイギリスへ発つ慌しい今なのでとりあえずの激励で失礼。 河村錠一郎

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中川俊郎 作曲家・ピアニスト
輪廻転生とは、私たちが白い肌になったり黒い肌になったりし、ある時殺人を犯し、200年後にそれと知らず同じ相手に殺された、という連鎖を信じる思想である。私がタラフマラから読み取るのは、更にその先のこと、つまり永遠の生命の中では学びだけがあり、善悪の二元論は存在しない、ということだ。

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岩下徹 舞踊家/即興ダンス、山海塾舞踏手
パパタラさんの作品には、『street of crocodiles 2』に少しだけ出演させて頂いたことが有り、また小池博史さんプロデュース『手は水に触れる』での流血ハプニング、松島誠さんや小川麻利子さんとの即興ライヴ、P.A.I.での特別授業等々、何れの時も私には文字通り掛け替えのない尊く有難い時間です。心より感謝致します。

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KENTARO!! ダンサー/振付家東京ELECTROCK STAIRS主宰
僕が今年で31歳で、僕が生まれたくらいからずっと活動を続けてきた事に感動し、計り知れない苦労と勇気を想像してしまいます。解散は淋しいですが、終わる事で何かが始まる事もあると信じて、次なる活動を勝手に予感(期待)しています。

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萩尾瞳 映画・演劇評論
「パパ・タラフマラ」が解散するなんて、本当に驚きです。常に、面白い切り口と新鮮な振付と素敵な美術で、楽しい舞台を見せてくれていたのに。独自のジャンルを確立していたカンパニーだけに、ずっと続いていくものだと思っていました。でも、きっと、これは新しい冒険へと第一歩なのだとも思います。