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■ディレクターズノート■

■「パンク・ドンキホーテ」公演制作にあたり

 

ドン・キホーテというとセルバンテスの、風車に向かっていく壊れジイサンを思い浮かべるだろう。

あのジイサンはおかしくて悲しく、ついつい胸苦しくなる。 そもそも騎士道そのものが廃れてしまった時代にあって、

騎士道を標榜することは、今の日本で、真面目に帯刀して、武士道を貫け、と日々、日本全国を行脚 していくようなものである。

はた迷惑この上ない。だが、本当にそうか、という疑問から本作品はできていった。武士道でも騎士道でも、もちろんない。

奇人変人を描いているのでもない。(とは言え、相当な奇人変人に見えるだろうが・・・・)

この空白だらけの、なにもかもが白々しさの中にあるときに、その 核になる何かを探す旅を描いてみようと思い立ったのだ。

しかし、今回は台本を書きながら、ついつい何ものかに後押しされるように、勝手に変化していった。

その意味で、実際の旅を描くと同時に、意識の旅でもあった。主人公の光を見る旅でもあった。

常に両義性を孕みつつ、邁進する主人公を観客のみなさんはどう見てくれるか、楽しみなのである。

 

 

小池博史(パパ・タラフマラ主宰/演出家)

インタビュー動画はコチラ!

 
   
 

 

 

あの人から応援コメント!

 
     
         
  天童荒太コメント 人間も世界も、もっと豊かでエロチックで、宇宙的な深みを持っていることを 優美かつ激しい踊りと、研がれた言葉と音楽、卓越した美術や造形を駆使した空間表現で、こちらの五感を揺さぶり伝えてくれる。パパタラを体験したあとは、風景が違って見える。
   ー 天童荒太
(作家)   
 
         
  パパ・タラフマラの元気とオリジナルのファンです。
   ー 桃井かおり
(俳優)   
 
         
  よく作ってるなーと。本物だなーと。 同じクリエーターとして見て、すごいスリリングなことやってるなーと。

   ー 土佐信道

 
(明和電機 代表取締役社長)
         
 

 アートプロデューサー立川直樹さんよりお薦めコメント頂きました!

 コメントはこちら→立川直樹責任編集「TOKYO ART PATROL」

 
   
     
   
  大人の休日クラブ JR東日本「大人の休日倶楽部」(2009年11月25日発行/12月号)にて
 演出家・小池博史の巻頭インタビュー掲載されました!
 
   



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