パパ・タラフマラの小池博史主宰のダンスの学校、PAI 演劇・ダンス・発声を学ぶなら。

真剣にダンス、パフォーミングアートについてプロを目指す方へ、充実のカリキュラム!パパタラの学校。

パパ・タラフマラ舞台芸術研究所(P.A.I.)
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私の活動は学生の時より始まり、時を経て今のカンパニーをおこしてすでに20年以上になります。
振り返ってみると、私の活動はいわゆる演劇的な舞台から、アートとしての活動、音楽のプロデュース、そしてダンス、オペラ的舞台まで、表現の方法は大きな変遷を経てきました。
その中で実感することは、俳優やダンサーには、素晴らしい少数の人たちと多くの視野の狭い人々がいるということです。なぜだと思いますか。俳優やダンサーは特殊な技術と才能のゆえ、社会的視点など欠けていてもいいのでしょうか。確かに俳優もダンサーも才能がなくては務まりません。しかしその才能とは多義的であって一言では言い表せないものだと私は思います。
舞台に立つということは、大変なことです。
立つ人自身の性格、考え方、あらゆることが舞台に立っただけで、すべて現れてしまいます。舞台は隠せないのです。 テクニックを身に付けることは大切ですが、頭脳と心のないテクニックで人を感動させられるのはほんの一瞬です。
舞台では、立つ人自身が常に試され続けるのです。
自分自身に常に問い続けることができるのも才能です。見えない何かを追い求めようとする力を持っているのも才能です。他者を細かく観察できるのも才能です。
だから、私が育てたいのは、このような才能を自ら発見し、その才能を強固にしていけるような表現者に他なりません。 アートとは思想の産物である、ということの分かる表現者であり、枠に縛られずに表現を掘り下げていくことのできる、考える力を持った身体のアーティストです。 単なる技術だけでなく、思想の裏付けを持った表現者なのです。そして、そういった人たちが将来の日本の文化状況を大きく変えていくことになるでしょう。
 こういう人たちと未来の表現をともに探ることができればと思っています。