パパ・タラフマラ新作公演「Nobody, NO BODY」公式WEBサイト
昔から「ゴドーを待ちながら」はつまんねえと思っていた。それは「ゴドー」をやってしまうからで、あんな知的に楽しく、やたらと退屈な戯曲は演出が宙返りでもしながらやらないと面白くなるはずがない。
ベケットの戯曲の中でも「ゴドー」は飛び抜けて退屈なんである。
けれど、あの状況設定はとっても魅惑的。ゴドーとは場所の持つ霊的な力、ゴーストたちの無駄話だと考えるなら、こりゃあ面白くなると僕は感じてきた。
だから、そんな風にまるっきり書き直し、激しく悶え、笑い、暴力三昧、恐怖と解放感に満ちあふれ、強烈にリズミカルなゴド待ち的作品に変貌させてみた。
だから、こんなゴドーはないんである。
小池博史
「人間も世界も、もっと豊かでエロチックで、宇宙的な深みを持っていることを優美かつ激しい踊りと、研がれた言葉と音楽、卓越した美術や造形を駆使した空間表現で、こちらの五感を揺さぶり伝えてくれる。パパタラを体験したあとは、風景が違って見える。」
小説家 ― 天童荒太
「パパ・タラフマラの元気とオリジナルのファンです。」
女優 ― 桃井かおり
「よく作ってるなーと。本物だなーと。同じクリエーターとして見て、すごいスリリングなことやってるなーと。」
明和電機 代表取締役社長 ― 土佐信道
「ダンスも演劇もミュージカルも飲み込んで、新鮮な刺激を放つパパタラの舞台。例えば「パンク・ドンキホーテ」。意表を突くアプローチを、ジプシーバンドの生演奏に乗せたキュートでコミカルな振付と鮮やかな美術で展開、脳内細胞を揺すぶってくれた。パパタラは、アタマとココロのリセットに効果的なのだ。」
映画・演劇評論家 ― 萩尾瞳