パパタラ新作公演「パパ・タラフマラの白雪姫」公式サイト | キャストインタビュー

CAST INTERVIEW

<質問内容>
(1)最初に、簡単な人となりをお聞きします。趣味は何ですか。
(2)演じる役は、どんな人物ですか。作品中の役割を教えてください。
(3)役のみどころを教えてください。
(4)「楽しい!」と感じるのはどんなときですか。
(5)反対に「つらい…」と感じるのはどんなときですか。
(6)「白雪姫」はどういう物語ですか。あなたなりの解釈をお聞かせください。


●あらた 真生
(1)編み物・読書・神社仏閣巡り・武道
(2)白雪姫役です。舞台に登場する人物&観客の皆さんを惑わせます。
(3)ネタバレしてしまいそうなので内緒でm(__)m
(4)あり得ない!出来ない!と思っていたことが、時間をかけてできたとき!!
(5)劇場に1日いるので、休憩時間とお弁当の到着時間と自分のお腹のすき加減のバランスがあわなかったときは本当につらいです。
(6)バーチャルとリアリティ。嘘と本当。憎悪と愛。善と悪。メディアなどの情報氾濫でごちゃ混ぜになって何だかわからなくしまった社会の、ある一面を切り取ってむき出しにして「今」を問う物語。
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●白井 さち子
(1)部屋の掃除。踊る事。読書。
(2)継母の役です。美しさとか若さとか、欲求の激しい人です。
森の世界と人間社会というものが、あるとして、人間社会の一番俗っぽい部分を抱えてる人です。
(3)珍しく、台詞しゃべったり、歌ったりしてます。乞うご期待!
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(4)狩人をめった打ちにしてる時
(5)悪って、やっても、やっても底がないなと感じる時。
(6)結構全うな白雪姫だと思ってます。童話のエグい部分も実はさらりと見れるのではないかしら?と思っています。

●橋本 礼
(1)映画を観ること。マイチャリに乗ること。
(2)①ピグミーのニヒル、②狩人(継母へ白雪姫のを狩る様に命じられる二人組み狩人のうちのひとり)
(3)ピグミー…ダンディを装う。
狩人…裏切り裏切られるという悲しい運命。。これ以上はもったいなくて言えません!

(4)パフォーマー、スタッフ、お客さんが共鳴しているとき。
(5)何度稽古しても、「しっくり」こないとき。
(6)大か小か。善か悪か。生か死か。。。すべての尺度が疑わしい森世界の物語。

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●菊地 理恵
(1)料理かなあ…。あと地元で美味しいケーキ屋さんを探すこと
(2)ピグミー(森のコビト)のリーダーの役です
参謀的立場を振る舞って、みんなを一応はまとめていますが、みんながみんな別の方向を向いてるような人たちなので、空回りしたり、ピグミー内での下克上に怯えたりしながら、社会的地位の低さを憂いつつも、一面では誇りを持って暮らしています。生真面目でロマンチストありますが、利に賢い一面もあり。
(3)彼の生き様全てですね(笑)。ココを観て!っていうより彼の人生をどれだけリアルに生きれるかで勝負したいので…。でも舞台の去り際にはこだわってます(笑)。
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(4)他の出演者とあうんの呼吸でやりとりできるとき。柄と自分との垣根が曖昧になる時。自分が出てないシーン他の出演者がすごく良い演技をした時。他にもあると思うけど…。
(5)なかなか自分なりの答えが見つからない時。身体がしんどい時(笑)。
(6)大きくひっくるめて言えば(宇宙)の物語なんじゃないかしら。人間の身体も、その人間が住む森も、一つの宇宙だし。生も死も男も女も行ったり来たりできる自由で不自由な世界のお話。でもその世界の中に存在する私たちは至って普通に人生を歩み(普通とは言い難い部分もあるけど、きっとどこかの国や地域では普通なはず)、働き、性に悶え、恋をし、失って泣き、裏切りに怒り、欲に溺れて生きているだけです。だからあまり難しく考えずに、観て思うままに感じてもらえたらなって思います。

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息をのむ白雪姫ソロシーン。ウットリ見とれるピグミー達

●南波 冴
(1)趣味は銭湯・読者・ヨガ・マッサージ・たまに落語
(2)おとぼけピグミー(小人)…ピグミーは男達だけの集団なのでそれぞれに様々役割があるのですが、この人は知覚学習能力が人より著しく劣っているので日常生活において至る所で足を引っ張り、みんなから馬鹿にされ下に見られる存在です。団体の中でという意味での重要な役割を持っている。しかし、本人は意識的にかそれに気づく事もなく、むしろ前に出たがりみんなと背を並べたがる。そんな愛しい男です。浮浪車・おおじの付き人…森に迷い込むこの物語で最も俗物な人間達です。王子と付き人とは仮の姿…影のある人物なのでこれ以上は内緒☆
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(3)知能が弱い分、動物的本能というか身体感覚が鋭く、匂いなどにも敏感。みんなからは馬鹿にされつつも突然本質をつく発言をしたりする。鈍くさいおつむと共にスパイシーなキャラクターで場を盛り上げます。
(4)客観的に見ている訳ではないですが、舞台の中に闇?森?もっと違う世界、自分たちの想像を越えた世界が見える瞬間があります。その一瞬の為に稽古を重ねているのだなあと思います。
(5)森の民であるピグミーは自然と共存していて、精霊の様な存在。どんなにジャンプしたってこんな肉体的疲労にはならないだろうに。自分は所詮人間だあと…朝早く起きて体中が重~い時に実感する事。
(6)生死、男女、醜悪、時間、場所、空間……人間が思考して作り上げている概念は、絶対ではなく常に揺れ動き変化していくものです。正直自分は、目の前にあるものが一つの言葉や概念で表すそれなのだ、と信じて疑わない事が大の苦手な人間です。「この人は王子です。」と言われても…「どこが?」美しいとは?罪とは?死?生?そうではない対照物を持ってしないとその概念という記号と現実をつなぐのは難しい。記号化した言葉や童話を再び生き返らせる為に、、童話で見た事のある「白雪姫」のイメージは取っ払って見てみて欲しいのが今回の「白雪姫」です。人間だけではないこの世の様様な存在に気づくかもしれない。生きること死ぬこと。愛と不安。ある男と女の物語です。

●荒木 亜矢子
(1)最近は季節柄なのか、靴下集めがマイブームです!
(2)小人。デブで優柔不断。小人は男のみ、とにかく外に出たいとゆう野心はあるのだけれど、どこにも行けず留まるもの。そこに入ってくる女性たちに気持ちをかき乱されたり…。でも最後は自ら境界を越えていきます!?
(3)舞台の上でマジ食い!あと、今回はほとんどが女性とゆう環境でありながら、登場人物はほとんど男なので、皆で男とは…!と真剣に考えています。それぞれの男っぷりもお楽しみに。
(4)予定していなかったやりとりが生まれる瞬間や、今一つだったな~と実感する瞬間。
(5)舞台上で本当に息止まる~と思う瞬間。
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Photo Nam Jungho

(6)登場人物が全員、心の内でぐひひと思いを巡らせている。下心が充満しているような作品だと思うので、それを楽しんでいただければ。
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白雪姫が生き返った後に・・

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パパタラ版白雪姫、一体どんな結末が!?

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