profile_川口知美

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パパ・タラフマラとの初めての作品制作は2010年9~10月の日韓共同製作事業『Swift Sweets』。夢だったカンパニーの衣装担当。
そこに引きあわせてくれたのは一人の人の心だった。そして外から見るととても大きく見える島に暮らすのは、同じく一人の人間の飾らない心たち。
舞台という世界では全てにおいて、始まりも終わりも人の心が決める。
どれだけ衣装を脱ぎ捨てようと、その心の鼓動は続く。死んだりしない。脱ぐだけだ。
私はそのドキドキする瞬間を見守りたい。

舞台衣装家

COSTUME80+ デザイナー/パタンナー。1998年 ESMOD PARIS卒業。(フランス国家認定。上級技術者資格 所得)帰国後、1999年「衣装製作コミュニティ キタサコ製作所」を北迫秀明と共に立ち上げ、6年間パタンナーとして機能性、デザイン、身体性が三位一体となった衣装製作を模索、確立させてゆく。それと平行して身体の動きに伴ったデザインアイデアの提供も行う。2004年、「わちふぃーるど」絵本作家 池田あきこの日本各地で行われた個展での衣装をシルクペインティング作家 田島かおりとのコラボレーションにて制作しデザイナーとしての活動を始める。2005年より永谷亜紀や山田うんが振付で関わる劇団 ベターポーヅの衣装デザイン、製作を担当。2006年、独立し「COSTUME80+」を設立。最近の活動としてはproject suaraの音楽家 さとうじゅんこ、現フォーサイスカンパニーのダンサー島地保武、新進気鋭のダンサー 中川賢らが出演した「3d-1ch」、写真家その江の個展用作品での衣装を担当。