profile_ヤノベケンジ

yanobe.jpg
小池さんとは初めて出会ったときから旧知の仲のように感じていて、この人となら刺し違えてもいいくらいの気持ちでした。最初にゲネプロを観たときは、正直、涙が出てきました。まるで自分の人生が芝居の中で演じられているような気がしたんです。これが「ガリバー&スウィフト」の仕事でもっとも大きな意味を感じた瞬間でした。

美術作家

1965年大阪生まれ。現代美術作家。京都市立芸術大学大学院美術研究科修了。1990年ガスマスクを付けたヒト型の瞑想装置『タンキング・マシーン』を発表。以後『現代におけるサヴァイヴァル』をテーマに実機能のある大型機械彫刻を制作している。また、『未来の廃墟を旅する時間旅行』をテーマに据えた『アトムスーツ・プロジェクト』では、放射線感知服『アトムスーツ』を身にまとい、チェルノブイリや太陽の塔を訪れるなど、ユーモラスな形態に社会性のあるメッセージを込めた作品群は国内外で評価も高い。近年は腹話術人形キャラクター「トらやん」をモチーフに7メートルを越す火を吹く巨大ロボットで六本木路上パフォーマンスをするなど美術の枠を広げてアートプロジェクトを行っている。
HP / YANOBE KENJI ARTWORKS http://www.yanobe.com