profile_森村泰昌

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表現行為において重要なことが三つある。
ひとつは、人とは違った表現に徹すること。ふたつめに、長く続けること。そして最後に、まだはじめたばかりの頃には誰にでも確実にある、新鮮で純粋で集中力のある表現の初期衝動を、いつまでも忘れないでいることだ。
この表現における重要な三要素を、パパ・タラフマラはすべて持ちあわせている。30年も持続してきたなんてスゴイと思う。

美術家

1951年大阪市に生まれ。大阪市在住。京都市立芸術大学美術学部卒業、専攻科修了。
1985年、ゴッホの自画像に扮するセルフポートレイト写真を制作。以降、今日に至るまで、一貫して「自画像的作品」をテーマに作品を作り続ける。
個展に、「美に至る病/女優になった私」(横浜美術館1996)、「空想美術館/絵画になった私」(東京都現代美術館他1998)、「フリーダとの対話」(原美術館2001)、「なにものかへのレクイエム/戦場の頂上の芸術」(東京都写真美術館2010)などが。
近著に「森村泰昌/全女優」「まねぶ美術史」「露地庵先生のアンポン譚」など。
2006年、京都府文化功労賞、2007年度、芸術選奨文部科学大臣賞。2010年度、毎日芸術賞などを受賞。
HPは、http://www.morimura-ya.com/