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小池博史とパパ・タラフマラの30年は助走である

人生は長い。短いというヤツもいるが、それはだらだら生きているヤツのことだ。疾走、疾走、また疾走を重ねた者からすれば、人生は常に永遠だ。パパ・タラフマラは疾走する集団である。とどまることを知らない。30年前、新宿から走り始め、地球を一周して再び東京に戻った。いまは山手線を一周し、次なるスペース・ランニングに備えているところだ。主宰者の小池は貪欲である。演劇・ダンス・美術・音楽はいうに及ばず、哲学・思想・ゲーム・ラーメンに至るまで食い、走る。見ていて爽快このうえない! 今度は、地球を飛び出すかもしれない。

演劇評論家

日本文芸家協会会員、社団法人「日露演劇会議」専務理事、紀伊国屋演劇賞審査委員、テアトロ新人戯曲賞選考委員。

淑徳大学非常勤講師、新国立劇場演劇専門委員、新国立劇場付属演劇研修所・JOKO演劇学校講師、05年度文化庁文化交流使(派遣国ロシア)、NHK「シアター・コレクション」オフィシャル・アドバイザーなどを務める。

著書『シチュアシオン』(五柳書院)ほか。
1946年秋田生まれ、明治大学卒。
http://www.jrtf.jp/ 社団法人「日露演劇会議」HP
http://blogs.yahoo.co.jp/pu_sikin ブログ「村井健が行く」