profile_佐竹由美

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パパ・タラフマラの舞台を見るのが楽しみだった。扉を開けた瞬間からそこには凛とした空間が広がり、神経が研ぎ澄まされていくような心地よい感覚に包まれた。パフォーマーたちの深く鋭い呼吸に自らの呼吸を合わせ、目に飛び込んでくる色彩や動きを視神経を360度広げて五感で捉えたいと思った。妥協のない舞台が好きだった。解散はとても残念ではあるが、それは31年目の挑戦であると確信している。

オペラ歌手

東京芸術大学大学院博士課程修了。日本音楽コンクール等、数々の国際コンクールにて上位入賞。2009年文化庁芸術家在外研修員。よんでん文化振興財団芸術文化奨励賞受賞。国立音楽大学、東京芸術大学講師。二期会会員。