収録時間:105min
ディスクタイプ:片面一層タイプ
カラー:カラー
画面アスペクト:4×3
音声仕様:ステレオ
字幕:なし
製作:SAI .Inc
作品解説
文明のパレードであり、物質のパレードである。
野外劇場で初演され、日本の「舞台芸術の新しい領域を開いた」と評される作品。台詞を全く用いず、従来の演劇、舞踊といった枠組みを越えて新たな劇表現を獲得したこの作品は、パパ・タラフマラの大きな転換点となった。
人の生み出した物が、むしろ人を動かして先へ先へと進んでいく。そのような文明のエネルギーを視覚化し、生命と物のパレードとして描く。ロケットを想起させる7本のオブジェが舞台上に立ち並ぶ。抽象化された都市をイメージした、青と白を基調とした静謐な舞台は宇宙空間を思わせる。インスタレーションとして も機能する舞台空間を、パフォーマーが行き交う。歩く、走るといった日常動作から発展させた直線的な動きは都市のスピード感を感じさせる。さまざまな物た ちが舞台を横切っていく。人は物と戯れるように現れては去っていく。人と物との共生。ライトオブジェが静かに光を放つ。ラストシーンで人々は空(くう)を 見つめている。その視線の先にある未来は まだ形を成していない。
<Photo by Katsuji Sato>
<Photo by Katsuji Sato>
<Photo by Katsuji Sato>
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